小樽の端っこ周遊 ― 奥沢水源地 ―

某月某日

この日は一人で小樽方面へドライブ。

最初に向かったのはかま栄のテレビCMに起用されている奥沢水源地の階段式溢流路。

 

 

 

市街地に入って山側へひたすら上るとかつての奥沢ダム某月某日

 

この日は一人で小樽方面へドライブ。

 

最初に向かったのはかま栄のテレビCMに起用されている奥沢水源地の階段式溢流路。

 

市街地に入って山側へひたすにら上るとかつての奥沢ダムに到着。

堤体に陥没が見つかり、2012年に惜しくも中央部を撤去されることとなった。

 

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駐車場からは取水塔と橋のみにダムの名残を感じることができる。

撤去時には小樽の水源はほぼ朝里ダムで賄えるとのことで、存在感は小さくなっていたものの歴史のあるダムということで残念に思うダムファンもいたとかいないとか。

 

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駐車場横の細い道を進んでいく。

 

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水の流れる音はすでに聞こえてくるが、逸る気持ちを抑えて案内板をじっくりと読む。

ダムの形式はアースダムだったのだ。

 

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ダムの断面図。

水道専用ダムだった。

 

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地形図と概要。

今となっては現物を見ることのできない貴重な写真も。

 

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暗くなってしまったが土木遺産認定のプレート。

 

kamonji224.hatenablog.com

既に配布は終了しているが土木遺産カードについてはこちら。

 

そしていよいよ念願の水すだれとご対面。

水道管橋の上から眺めることができる。

 

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右から

 

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左から

 

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正対

 

高さ20m超とあって写真や映像で見ていたものとは段違いの迫力。

これは是非とも現場へ行って見てもらいたい。

ダムが撤去された後も残されているのが納得である。

 

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遠目から見るとこんな感じ。

 

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橋の下流側。

かつてのダム堤体は撤去後、水路となり溢流路を流れてきた水と再び合流している。

 

ちなみに国道からここへ至る道にはミツウマや第一ゴムなど小樽の老舗ゴムメーカーを代表に工場が並んでいる。かつてはもっともっと多くの企業・工場があったそうだ。

輸入に有利な港町であること、冬が長くさらに坂が多いこともあってゴム長靴等の需要が一定して認める事、さらにゴムの製造過程や動力に必要な水が豊富でなおかつ小樽市内には珍しく平地が多かったことなどなどの理由があって、小樽市中心部では珍しい工業地域となっている。

 

ところで、ゴムと言えば

 

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次巻はいつ?