目次
1.カザフスタンの概要
今日は2012年8月31日放送の地球絶景紀行で紹介されたカザフスタンのアルマトイについて調べてみた。
まずはカザフスタンについて。
世界第9位の面積を誇る。内陸国としては世界最大であるが国土の大半は砂漠や乾燥したステップであり、人間の居住地域は少ない。
世界最大シェアのウラン、世界第二位シェアのクロム、石油や天然ガスや石炭など天然資源に恵まれ、経済活動の多くを依存している。
通貨はテンゲ。
2.アルマトイの概要
中世よりシルクロードの交易地として栄え、その後も中央アジア最大の世界都市である。1997年までは首都であった。南には天山山脈があり、アルマトイも高地に位置している。
地震が多く、高層建築は制限されている。都市景観には好影響を与えているようだ。
3.アルマトイの観光地
第二次世界大戦時に出征した28人の兵士を記念する公園だ。
敷地内あるのはカザフスタン各地に住む民族や周辺諸国の民族の楽器を展示し、建築に釘が使われていない木造建築も名高い国立民族楽器博物館。
さらに20世紀初頭に建てられ5階建てのカラフルな様式と、釘を全く使用せずとも地震に倒れることのなかった木造建築が特徴的なゼンコフ教会。
町の南部へ向かうと中央アジア最大の規模を誇るカザフスタン国立中央博物館。
カザフスタンの歴史・文化・自然を網羅した青い屋根が印象的な建物。
数ある展示の中でも特に目を引くのが古墳から発掘された黄金人間。
遊牧民族スキタイの戦士と考えられている。
博物館のすぐそばにはロープウェイが引かれ、街を見下ろすコクトベパークへとつながっている。遊歩道や遊園地もあり、観光客も地元市民にも人気の町だ。
アルマトイ北西には中央アジアで初めて世界遺産に登録されたタムガリ岩絵群。
渓谷には動物やここに住んでいた人々の文化などが描かれた5千点を超える岩絵が残されている。
一方、東には中央アジアのグランドキャニオンとも言われるチャリンキャニオン。深さ300mを誇り、天山山脈を望める雄大な景観が人気だ。
そこから南に進むとキルギスとの国境近くにある絶景、コルサイ湖。
もみの木に囲まれたエメラルドグリーンの湖畔でトレッキングや乗馬・ボート遊びを楽しめる。
そのすぐ傍には湖から枯れたトウヒの林が飛び出す不思議な光景が人気のオゼロ・カインディ。1911年の地震による地滑りで峡谷が埋まり堰止湖が形成された。
トウヒが茂っていた森林は湖となったが、水温が低いため水に沈んでいる部分は枝も葉も枯れることなく今も100年前の姿のままだ。
最後はチャリンキャニオンから北にあるアルトゥン・エメリ国立公園。
150mを超える砂丘や浸食された石灰石の岩山、さらに運が良ければ希少動物も見ることができるらしい。