目次
1.豊平館
続けて中島公園内を探索。
次は豊平館へ行ってみる。
豊平館は開拓使が直営の洋風ホテルとして建築した建物。完成は1880年
現存する木造ホテルとしてはわが国最古のもの。
建てられた場所は現在の北1条西1丁目。
大正期には公会堂も附設される。
太平洋戦争後には市民会館となった。
1956年には市民会館を改築することとなり、協議の結果豊平館は移築保存。
現在の位置で市営結婚式場として利用されてきた。
アメリカ式の木造建築を基本に、日本の技術を組み入れて造られた建物。
豪華なシャンデリアやカーテン。
建物内に8組あるシャンデリアのうち4組は建設当初から吊られていたそうだ。
吊元の天井は漆喰で装飾されたもの。
こて絵と呼ばれる伝統技術で施されたもの。
暖炉は復元されたもの。
周囲は大理石風にしつらえた漆喰とのこと。
2.札幌市天文台
小さな山の上に建つ天文台。
この山は日本庭園造園の際に築かれた人工山。
天文台は1958年北海道大博覧会の施設として開館。
無料で誰でも見学できる。夜間は観望会なども行われている。
以前に子供といったときは宇宙を撮影した写真ももらえた。
3.札幌コンサートホールKitara
次はコンサートホールKitara。
1997年に完成。
名称はギリシア神話の神アポローンの楽器キタラと方角の北を由来とする。
音響は世界的水準に達し、札幌交響楽団の活動拠点になっている。
近くの広場にある銅像。
レナード・バーンスタインの像とある。
1990年PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)を創設。
世界三大教育音楽祭に数えられる。
オーディションで選ばれたアカデミー性が世界各国の有名楽団の指導を受け、成果を披露する演奏会が中核となっている。
4.道立文学館
北海道出身及び所縁の深い文学者に関する展示が常設されている。
小説、随筆、短歌、俳句などジャンルごとに展示されていた。
アイヌ語に関わる人々も紹介され、以前に読んだ司馬遼太郎の街道をゆく38巻で記載されていた金田一京助氏や知里幸恵・真志保姉弟などの展示がある。
文学館のそばの木立には木下成太郎氏の銅像。
現武蔵野美術大学や大東文化大学の創設にも携わるなど多岐に渡って活躍した。
中島公園と鴨々川周辺の案内板。