北大探検 ― 事務局周辺 ―

目次

 

1.北大南門

いよいよ北大にイン。レンガ造りの南門から入場。

 

元々は正門でレンガ造りと石造りを組み合わせた構造。

現在の正門が設置された時に南門へ移転してきたらしい。

作られたのは1903年とかなり歴史の古い建造物。

 

2.北海道大学予科記念碑

続いては北海道大学予科の記念碑。

大学予科とは1918~55年まで存在した高等教育期間。

現在では大学の教養課程に相当し、3年間の予備教育を経て大学本科、つまり現在の学部に進学する仕組みだった。

 

記念碑はかんらん岩でできている。地下深くにあるマントルが地表に出てきて固まったもの。珍しく貴重な岩石だ。

予科校舎は現在の事務局庁舎。

 

3.佐藤昌介像

すぐそばにある佐藤昌介氏の銅像

 

札幌農学校一期生としてクラークに学ぶ。

卒業後は農学校助手、アメリカ留学、農学校校長を経て新渡戸稲造らと共に日本初の農学博士の称号を授与。札幌農学校単科大学から帝国大学(国立総合大学)へと発展させるのに尽力した。

 

北大構内には遺跡もある。見た目でわかるようなものはあまりないが、どのような遺跡なのかを示す案内板が設置されている。

 

新渡戸稲造夫人が寄贈したハルニレ

 

この木なのかな。。。

 

4.事務局本館

予科校舎だった事務局は戦時中に改築された。

 

外壁は細い溝が特徴的なスクラッチタイル。釉薬は使わず原料に含まれる鉄分によって赤褐色になっている。光の反射は殆どなく、陰影を利用した重厚な外観が目立つ。

クラッチタイルはレンガからタイルに代わる過渡期の建材。

帝国ホテルが世界で最初に使用したと言われる。

建物の前には綺麗に剪定された樹木が並ぶ。