北大探検 ― 総合博物館Ⅲ ―

目次

 

1.3Fへ

二枚貝の化石を見る。こんなに密集しているならわかりやすい。いつかは自分でも見つけてみたい。

 

古そうなデザインの階段を上って3階へ

 

オホーツク文化の土器。まだまだ謎が多そうなこの文化。

サハリン、千島列島、北海道のオホーツク海沿岸で遺跡が見られるこの文化。

「海の民」であったらしく、遺跡は沿岸部に集中。

後のアイヌ文化のルーツの一つであったと考えられている。

 

2.化石

続いては古生物の化石展示エリアへ。

まずは巨大なワニ、デイノスクス。


展示されているのは巨大な頭骨。

白亜紀末期に北アメリカへ生息していた。

現在知られている中では最大のワニ。頭骨だけで180cmに及び、体長は10~12mであったと推測されている。

骨の調査から寿命は50年程、かみつく力はティラノサウルスに匹敵していたと考えられている。

 

続いては哺乳類のデスモスチルス。

 

姿はカバに似ていたようだが、陸上の動きは苦手で水中の生活が主であったようだ。

骨密度の調査からも水中に適した生態が裏付けられているようで、樺太を含む日本列島から北アメリカに生息していたと考えられている。

北大博物館に展示されているのは樺太で発掘された全身骨格。

 

続いてはお待ちかねの恐竜の化石。躍動感のあるダイナミックな姿の骨格標本が壁を占領している。

 

鳥脚類のハドロサウルス科パラサウロロフス。

鳥脚類は主に二足歩行の草食恐竜。

恥骨が後ろを向く特徴の骨盤を持つ鳥盤類の一種。鳥類と同じ性質を持つためこの名がつけられた。

しかし、現在の鳥類は竜盤類の獣脚類から進化したと考えられている。

鳥脚類は鳥類の足に似た後ろ足を持ち、腕が発達して物をつかむことも得意だったと考えられている。

密集した歯列とくちばし状の骨格からも植物食に適していたと考えられる。

パラサウロロフスは白亜紀末期に北アメリカに生息していた。

大型の種で鼻腔から後頭部へとさかのような大きな管が伸びているのが特徴的。

かつては水中生活のために空気をためているタンク、またはシュノーケルのような役割と考えられていたが、現在は大きな鳴き声を出すための音の反響に使われていたという説が有力。

 

3.鉱物

続いては鉱物関連。綺麗な結晶が並んでいる。

 

不思議な形と色。この辺は元素・化合物の話と地学の話が関わってくるのだろう。

 

様似町の橄欖岩。

 

かんらん岩はマントルを構成する岩石で、本来は地中深くに存在する。

 

様似町のアポイ岳は地殻の動きによってかんらん岩が地上に現れた珍しい場所。

 

ユネスコジオパークにも指定された貴重な場所だ。

 

 

 

4.アインシュタイン・ドーム

建物の天井にあるアインシュタイン・ドーム。

 

アインシュタインと関係があるわけではなく、正式なルーツは不明だが、かつてこの建物が理学部であった事から志を高く持つべく命名されたようだ。

わざわざ名前をつけるだけあって、建物のシンボルにふさわしく優美な様式。

 

忍路臨海実験所と採取した海藻。

 

きれいな海だが海水浴場も閉鎖され、車を気軽に止める場所も少なくなかなか行きにくい。

 

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映画「探偵はバーにいる」撮影時の大泉洋松田龍平のサイン