地中海に面する人口約160万人のスペイン第二の都市。
ローマ帝国時代から貿易で栄え、現在でもスペインの商工業の中心地だ。
自動車メーカーのセアト(フォルクスワーゲン傘下)の本社が設けられている。
第2次大戦後、フランコ将軍の独裁政治時代は弾圧の対象となり、反政府運動なども盛んであった。
フランコ没後は発展を続け、文化の中心ともなっている。
筆者の趣味だとバルセロナと言えばサッカーなのだが、世界ふれあい街歩きでは建築家アントニ・ガウディゆかりの地をメインに回った。
バルセロナと言えばやはりサグラダ・ファミリア。
今なお建築中であるが、2026年には完成予定とのこと。
1400年代に建てられたゴシック様式のサンタ・エウラリア大聖堂も有名である。
公園内にはガウディが実際に住んだ家も健在。ガウディ記念館となっている。
画家のサルバドール・ダリは砂糖をまぶしたタルト菓子のような建物と評した。
カサとは「邸」という意味。バトリョという人の屋敷だったのだ。
曲線を特徴とするモデルニスモの顕著な例とされている。
ちなみにスペイン語とカタルーニャ語ではバトリョの發音がちがうとの噂。
近くには同じくガウディ設計のカサ・ミラという屋敷もある。