国道237号線を北上していくと、程なくして振内(ふれない)の集落に到着。
国道から脇にそれて市街地に入っていく。
この町にも富内線の遺構が残されている。
かつての振内駅に行ってみた。
駅舎はなくなったものの、代わりに鉄道記念館という建物が造られていた。
内部を見学するには町役場に連絡が必要らしい。
北海道の開拓を支えた義経号。
北海道にはいくつか源義経の伝説が残されているが、この公園には義経神社があってご神体が安置されているという。
学問的には眉唾の話だろうが、おそらくアイヌに伝わる民話に徐々に義経の話が溶け込んでいったのだろう。物語ができていく過程はどうだったのか興味がある。
駅のホームへ向かう。
構内跡はかなり広い敷地である。
線路跡にはSLが展示されている。
客車も展示されている。夏はライダーハウスとして使用されるらしい。
車両や駅名標は風雪との戦いでかなり傷んでいた。
広い敷地から見てかなり賑わった駅だったのだろう。
国道237号線もかつては交通量の多い路線であり、鉄道と交差するこの地は要衝であったことは想像に難くない。
鉄道が役目を終え、国道274号線や道東自動車道が整備されてからは道路の交通量も減り、平取町は静かな町となった。
当初はここから来た道を戻り、門別付近を見てみるつもりであったが予定を変えて富内線の路線に沿って進むことにした。