目次
1.滝川駅とわがまちご当地入場券
かなり前から十勝巡りではなくなっているが、まあタイトルはそのままで。
国道38号、国道12号、国道451号がぶつかる交差点のそばに滝川駅がある。
駅前広場から横長の駅舎を撮影。
駅舎の前にはグライダーが置かれている。
滝川市は上昇気流が発生しやすく、石狩川河畔には離着陸のスペースも充分にあるということでスカイスポーツが盛んだそうだ。
わがまちご当地入場券を購入。
大動脈の函館本線ではなく、ローカル線に近い根室本線を走る赤電車を選択。
駅スタンプはグライダーと菜の花。菜の花畑も有名である。
裏面はその菜の花畑をメインに。
現在は3面5線のホーム構造。
構内には1~7番線まであり2・3番線はホームを持たず貨物列車などが通過する中線。
また、駅舎南には貨物駅もあり12tコンテナを取り扱っている。
2.滝川駅と近隣の歴史
もともとは屯田兵の駐屯地予定であり、建築されていた兵屋は水害にあった十津川村から新十津川へ移住する人々が最初に利用。
翌1890年に改めて屯田兵が入村。現在の函館本線と根室本線の分岐点よりやや北側に設置されていた。
その前年、現在の駅裏にある波止場公園に波止場が設置され物流が整備。
屯田兵の入村に伴って付近に商店街ができ始める。
1892年砂川駅から空知太駅までが開業。
滝川市街は水運や空知太駅から馬などで運ばれてきた物資の流通拠点となる。
1898年、空知太駅から旭川駅までが開通。
空知太駅は現在の滝川駅に移転し一般駅として開業。
中間駅のため、物流の拠点としての機能は薄れる。
滝川駅が分岐駅となる。空知川の水運が主であった物流が鉄道へ移る。
人・物の往来が頻繁となり駅の設備は順次拡大していく。
昭和になると岩見沢の機関分庫から滝川機関区として独立。
保線区、車掌区、運輸長室、客貨車区などを有する。
1940年北海道人造石油工場向け専用線敷設。終戦後、分離独立した滝川化学工業→北炭機械工業→滝川火力発電所の専用線に転換。
1962年現在の駅舎が完成。
1968年の国土地理院地図の航空写真。
1988年滝川火力発電所が廃止。専用線はその前年に廃止となった。
火力発電所は現在北電のテクニカルセンター(技術育成施設)となった。
2019年駅前広場の工事が完成。
2021駅前のスマイルビルが閉鎖となった。