滝川周遊 ― 滝川東公園 ―

目次

 

1.滝川東公園

滝川市街の国道12号線から東へ向きを変えて進む。

住宅街を通って根室本線を越える跨線橋を渡ると、左手に大きめの公園があるので寄ってみる。

 

国道12号線のバイパスを北へ向かう。

ここも急な坂になっている。

国土地理院地図より赤色立体図を見てみよう。

 

この公園が台地の上下に分かれているのがわかる。

 

1976年の国土地理院地図の航空写真

 

公園はなく、畑が広がっている。

根室本線の北側に、畑を分断する緑のラインが斜めに走っている。

どうやらここには川が流れていたらしい。

現在の地図を見るとこの公園の北東で、方角を90度変えて空知川に流れ込むようになっている。この川の名残を一部公園に転用したのだろう。

 

2.観音像

自転車を駐車場に止めて公園に入ってみると、すぐに目立つ観音像が建っている。

 

交通事故被害者の慰霊、及び高速道路の滝川IC開通記念にあたり交通安全を願って建てられたそうだ。

製作したのは滝川市出身の大仏師。

国内最大の御影石による観音菩薩像ができあがった。

原石は高さ8m重さ150トン。福島県で採掘したそうだ。

御影石とは地中深くでゆっくり冷却されたマグマが固まったもの。

岩石としての名称は花崗岩御影石は石材としての名称だ。

硬く、重く、風化に強いということで耐久性に優れた石材になっている。

 

3.タキカワカイギュウ

公園の中を進むと、何やら牢屋のような物騒な檻。

両サイドには牢屋とは似つかわしくない、愛らしい形のタキカワカイギュウ。

石で囲まれているが、上部もタキカワカイギュウの姿に見えるのは自分だけだろうか。

檻の中にはタキカワカイギュウの絵と石像が納まっている。

いたずらや盗難を防ぐ為に厳重に管理されているのかな。

写真はあえて撮らなかったので行って見て。

タキカワカイギュウについてはまた別の機会に。

今金町からカイギュウが連続しているのは完全に偶然です。

 

ここから急な階段を下ると、立派な石垣があった。

何か意味があるのかと思ってウロウロしていると、散歩していたおじさんにどこから来たのと声をかけられた。

札幌から来て駅で自転車借りてきましたと言うと、滝川駅で借りれるの?とちょっと驚いていた。

昔はここに水が流れて滝になっていたんだよと教えてもらう。

春先に、この公園で蛇が交尾しているのを見てびっくりしたんだと言って笑っていた。

 

4.ステゴサウルス

階段を降りると広場になっている。

ひと際目立つステゴサウルス。実物大らしい。

なぜステゴサウルスなのかは不明。比べるものがないが結構大きくて迫力がある。

こんな風に、青空の下に草を食みながら古代の地球を闊歩していたのだろう。

 

そんなステゴサウルスを狙っている?小型の肉食恐竜らしき姿。

お目当ては卵かな

 

今日のチバユウスケ