滝川周遊 ― 中心部 ―

 

目次

 

1.マンホールカード

某月某日、この日は列車に乗って滝川市へ向かう。

札幌駅始発の普通列車にしばらく揺られてから滝川駅に到着。

 

まずは駅の北隣にあるたきかわ観光国際スクエアへ。

 

 

受付でマンホールカードを頂く。

一面の菜の花畑と青空を滑空するグライダー。

左手前にまっすぐ伸びる一本の菜の花を主役に写真に撮ってみたいような構図。

 

デザインしたのは滝川西高校の生徒さん。

石狩川空知川に挟まれた滝川市は水害の多い土地だった。

1981年の集中豪雨による被害を把握するため、グライダーによる空からの観測が行われる。当時の市長が市の発展に寄与するかもしれないと考え、グライダー飛行場が整備されることになった。

 

さて、マンホールカードを頂いてから自転車を借りる。

これで市内を巡って遊ぼうという訳だ。

籠付き自転車は全て予約済みで、マウンテンバイクを借りる。

久しぶりに乗ると尻が痛くて大変だった。

 

2.北洋銀行滝川支店

自転車を借りて駅から国道38号線を通って、国道451号線へ向かう。

 

静かな商店街を通過。アーケードは残っているが、店が現役かどうかはわからない。

 

国道12号線との交差点に到着。

 

 

ここにある北洋銀行滝川支店はなかなか荘厳な作りの建物。

1929年築、旧北海道拓殖銀行の建物だった。

古代ギリシャの建築様式を由来とする半円柱が特に印象的。

老朽化によってこの特徴的な外壁を残して建て替えられている。

 

この建物が建つ交差点は滝川市街の中心地。

北海道の重要幹線である国道12号線浜益方面をつなぐ国道451号線、そして遠く帯広にまで至る国道38号線が交差する交通の要衝である。

 

3.滝川神社

自転車で北へ進むと途中できつい坂がある。

坂を上ったところは一の坂町という住所表記。

 

国土地理院地図の色別標高図を見ると、段丘のようになっているのがわかる。

今まで通ってきたところは空知川に侵食された部分だったのだろう。

 

根室本線は崖の真下を通って滝川駅へ向かっている。

(東へ行くと崖から離れていくのだけど)

 

坂を上ったところに滝川神社があった。

国道から急な階段を上ると第一鳥居。

 

階段を登り切った先に台に鳥居と本殿がある。

元々は屯田兵により創建された神社。場所はここではなく二の坂にあったらしい。

明治後半にこの地に移転。村社となり現在に至る。

 

市制功労者、消防顕彰の碑などと並んで屯田移住記念の碑も建っている。

 

滝川市屯田兵がやって来たのは1890年。

兵村は防風林で南北に分かれ、この神社より少し北に国道を挟んで南北に長い形だった。

 

 

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