三重緑地公園キャンプ場 ― デイキャンプ ―

目次

 

1.三重緑地公園でデイキャンプ

某月某日。

天気が良いので外で焼肉でもしたい。

でも炭で火を起こすには道具を揃えるところから準備が必要。

 

というわけでカセットコンロを持ってデイキャンプとやらに行って見る。

 

 

やって来たのは南幌町の三重緑地公園キャンプ場。

夕張川河川敷の傍にあるキャンプ場で、隣には三重湖公園キャンプ場という別な施設もある。

ほぼくっついているが、管理は別々。

料金は同じで日帰り・宿泊問わずテント・タープ等2張りまで500円。

うちは日帰りなのでワンタッチテント一つだがそれでも同じく500円。

人数は関係ないので大人数でタープ1つくらいで焼肉するならリーズナブルな料金だ。

 

札幌市内の焼肉が可能な公園はテント・タープ類が禁止のところが多いので時間に余裕があるなら少し郊外に出ていった方が快適かもしれないね。

 

2.三重緑地公園キャンプ場の様子 

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場内は広々としている。

それなりの人数の利用客が思い思いの場所にテントを張っていたが、それでも走り回ったりするには十分なスペース。

 

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上空に一直線の飛行機雲が見えた。

 

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河川敷には野球場やサッカー場

 

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広い芝生にところどころ木が植えてある。

天気がいいと凄く爽やかな場所に見えるが、よく考えてみると至って普通のキャンプ場。あまりキャンプ場に来たことがないので心に響くのだろうね。

 

3.夕張川の治水

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公園内には銅像があった。

 

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保原元二さん。

仙台出身で北海道庁の職員で、1918年に水害の多い夕張川を石狩川に合流させる新水路を立案した人である。ちなみに先日先人カードをもらった廣井勇氏のもとで学んだそうだ。

kamonji224.hatenablog.com

 

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竣工は1936年。調査開始以来約27年をかけての大工事であった。

キャンプ場の管理棟には工事に関する資料も掲示されていたので、時間があれば読んでみるといいだろう。この南幌町や隣の長沼町は平坦で住みやすい土地ではあるがそれゆえに水害に悩まされ続けてきたのだ。

 

当時の夕張川は現在の千歳川と合流し、その付近での水量の増加が洪水を引き起こしていた。それを水路を変えることで千歳川を切り離し、大きな石狩川へと流路を変えることで合流地点での水量増加を防ぐ。また途中の蛇行部分も無くして直線にしたことも効果的だったそうだ。

とはいえ泥炭地での工事は並大抵の苦労ではなかったようだ。

しかしその苦労のおかげで南幌・長沼は現在の豊かな田園地帯となったのである。

 

夕張川新水路は土木遺産にも認定されております。

kamonji224.hatenablog.com

 

河川敷のスポーツ場やこのキャンプ場などは洪水の際の遊水地の役目も果たしているのだろう。

 

4.肝心の焼肉

さて、肝心の焼肉はカセットコンロは外では1時間程度しか持たないことを知る。

風が強かったせいもあるかもしれないが、それにしてもせいぜい2時間が関の山でしょう。常識なのかな?まあ腹八分目くらいにはなりましたと。

 

次回は炭起こしにチャレンジ?