道北をいっぱい巡った。 ― 勇知駅 ―

目次

 

 

1.勇知駅

兜沼駅から道道616号、そして道道510号線を北上。

ついに稚内市に入る。

この辺りに来ると広い平原ではなく、どちらかというと丘陵地帯になってくる。

 

最初の集落、上勇知にある勇知駅に到着。

 

 

ここは日本最北の貨車駅。

f:id:kamonji224:20201029231138j:plain

ここも金属サイディングで綺麗な外壁になっている。

白い貨車と色とりどりの花で、ひび割れた舗装がなければ駅というより渋いガーデンのようだ。

 

f:id:kamonji224:20201029231633j:plain

ホーム側から。こちらにも花壇に花がモリモリ。

 

f:id:kamonji224:20201029231832j:plain

駅横にも花壇。

ここは駅前に郵便局や駐在所、商店もあってそれなりの規模の集落を成している。

近隣の人々が駅の手入れもしてくれているのだろう。

雄信内駅辺りと比べるとかなり明るい雰囲気だ。

あそこはあそこで味があるのだけれど。

 

f:id:kamonji224:20201029232207j:plain

名寄方面。この駅もかつては2面2線だった。

草叢がその名残。

 

f:id:kamonji224:20201029232345j:plain

稚内方面。終点稚内駅までは30kmほどとなった。

 

f:id:kamonji224:20201029232645j:plain

駅の中はホルスタイン柄のクッションがびっしり。

窓に貼られたJRの文字が床に写っているのがちょっと好き。

 

2.勇知駅の歴史

勇知駅は1924年稚内駅~兜沼駅間開通に伴い一般駅として開業。

1982年貨物取扱廃止、1984無人化、1980~90年頃駅舎改築で貨車駅となる。

かつての木造駅舎はこちらに掲載あり。

 

週刊 JR全駅・全車両基地 2013年 10/13号 [分冊百科]

週刊 JR全駅・全車両基地 2013年 10/13号 [分冊百科]

  • 発売日: 2013/10/03
  • メディア: 雑誌
 

 

1970年代の国土地理院地図の航空写真。

 

名寄側に貨物積卸場。稚内方面外側にも引込線がある。

集落の家の数も今より多そう。

駅南東にあった上勇知小中学校は2016年で閉校となった。

 

3.簡易軌道勇知線

かつて勇知駅から下勇知地区へ馬力による簡易軌道が敷かれていた。

 

1944年から工事が始まり、1947年に全線開通したようだ。木材などの運搬を行っていたらしい。

しかし1955年には早くも運行休止、1958年廃止となった。

歴史が短く、駅にも痕跡はほぼ残っていない様子。

 

道道811号そばを通っていたようだが、こちらも痕跡を見つけるのは難しい様子。

藪を漕いでいけば、もしかしたらレールのかけらなどを発見できるかもしれない。

 

kamonji224.hatenablog.com