目次
1.マンホールカード
稚内のホテル美雪で一晩ゆっくり過ごし、朝早めに出発。
まずはマンホールカードをもらいに行こう。
カラーマンホールは先日撮影済み。
北防波堤ドームと南極犬タロジロ兄弟が夕日の沈む利尻富士をバックに描かれている。
稚内市役所でカードをもらう。
さっそくマンホールカードをいただく。
日本最北のマンホールカードをゲット。
裏面はタロとジロの説明が主体。
第一次南極観測隊は1956年出発。十数頭のそりを引く犬たちの中にタロとジロもいた。樺太犬はアイヌやニヴフといった北方民族が犬ぞりや猟に使っていた犬種。
北海道ではモータリゼーションの浸透まで漁業・配達・行商などに使われていたという。その後は使途がなくなり雑種化が進んで現在では日本のみならずロシアでも純血種はいなくなってしまったそうだ。
タロとジロは隊員たちと共に南極で越冬するが、第一次引き上げの際天候不順で大人の雄犬たちが鎖につながれたまま置き去りに。餌を置いて数日後迎えに来る予定であったが、天候は回復せず犬たちを発見できぬまま観測隊は帰国することとなる。犬たちの生存は絶望視された。
そして1年後、次の観測隊が基地を訪れた際に駆け寄ってくる2頭を発見する。
前回の観測隊にも参加していた隊員がタロとジロであることを確認。
日本ではフィーバーも起きるほどとなった。
のんびりとした表情に描かれている2頭だが壮絶な環境を生き抜いた名犬なのである。
2.治山ダムカード
マンホールカードの次は治山ダムカード。
宗谷総合振興局へ向かう。
ここでもらえるカードは利尻島のヤムナイ沢。
利尻富士を背景にした床固工。
床固工は河川の流れによって川床の土砂が流失するのを防ぐ。
勾配の安定や土砂堆積物による氾濫を予防する効果を持つ。
スリットダムは櫛や格子状の構造物を設けることで、土砂災害を軽減する役割を持つ。
ヤムナイ沢はこの辺り。
1年中雪が残り、利尻島内でも特に秘境感の強いところだそうだ。