札幌史跡探訪 ― 白石公園 ―

平和通りに戻って西へ自転車を走らせ、

次の目的地の白石公園に到着。

 

 

ここは明治初期に白石村が発足した時の地割で1番に定められた場所。

ここが土地割の起点となったため1番を付与された。

開拓使が現在の国道12号の原形となる道路を開削し、札幌中心部側を若い番号として道路を挟んで土地が区画されたそうだ。

 

本来の1番は白石公園内ではなく、もう少し東側の菊水と白石中央の境界部。

かつて国道12号国鉄千歳線が交差していた場所である。

 

今昔マップより

左側の1916年の地図では川?用水路?が境界に沿って通っていたように見える。

1番から7番までの区画は入植の翌年洪水の被害を受け、元々が湿地帯だったこともあってか南の横丁に移転している。 

 

現在の白石公園。草が伸び放題で、あまり管理されている雰囲気はなかった。

 

公園近くには遊歩道とその由来となる説明板があった。

かつては旧小沼川。

札幌東高校付近を水源とし、豊平川と合流して石狩川に注ぎ込んでいた。

開発が進み、水源も枯れて川筋も埋め立てられた。

 

建物の隙間に残された遊歩道が数少ない小沼川の名残。

 

この遊歩道、大きな道路に分断されながらJRまで続いている。

 

途中にある菊水上町いずみ公園。

如何にも水源に関わりのありそうな名前。