札幌史跡探訪 ― 太平駅 ―

目次

 

1.太平駅

気温も高くなってきた7月のある日。

再び自転車で札幌市内を走ってみる。今日は北区方面へ進行。

最初に来たのは太平駅

 

八軒駅の北から直線で進んできた札沼線国道231号線近くで東にカーブ、さらにその辺りで高架も終了する。

太平駅無人の地上駅。

 

南口・北口とも駅前広場はなく、出入口付近に券売機とICカードが置かれている。

2面2線のホーム構造で、跨線橋で行き来が可能。

 

無人駅とはいえ、札幌市内住宅街の駅だけあって、ホームの長さはなかなかのもの。

 

当別方面。駐輪場の少し先に踏切がある。

 

2.太平駅と周辺の歴史

まずは今昔マップから。

1916年の地図では住居は殆どない様子。

現在百合が原公園の外側を通って伏籠川に注ぐ水路の上流部分が地図に描かれている。

元々は烈々布(レツレップ)という地名だったこのエリア。

1937年地名改正によって太平と改称された。

地形が平坦であることや平和に貢献することを祈念して名付けられたそうだ。

 

当時はまだ札幌市ではなく篠路町。

札幌市との合併後、1986年以降に太平〇条△丁目に住居表示が変更されていく。

その1986年太平臨時乗降場が新設される。単線で線路北側にホームがあった。

1987年国鉄からJR北海道への民営化に際して太平駅に昇格。

この頃出入口はこの辺りだったらしい。

 

周りと柵の色が違うこの辺りが元々の出入口だったようだ。

すぐ傍には駐輪場の跡もある。

 

1995年の太平駅篠路駅の複線化と同時にホームも2面2線構造になり、北口の出入口も現在の位置に変更された。

2000年に太平駅八軒駅間が複線化、自動進路制御装置(PRC)が導入された。

 

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