世界ふれあい街歩き ― サフランボル ―

今日は2007年4月3日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたトルコのサフランボルについて調べてみた。

wikipedia:サフランボル

 

 

黒海の南に100km、首都アンカラの北に200kmの地点に位置する。

沿岸と内陸をつなぐ交易の拠点として栄えた。

近代になり、鉄道輸送が盛んになるとその路線から外れたサフランボルは衰えることとなる。しかし、その影響で近代的な建築が行われず、反映していた時代の建物がそのまま残ったことで、トルコ有数の歴史的建築が残る町となった。

 

そもそもの歴史は香料サフランの群生地であったことからこの名がついた。

ローマ時代の遺跡も残っているが、特に観光地として名高い旧市街については11世紀以降の建築が主である。

 

博物館、モスク、噴水、トルコ式浴場、キャラバンサライなどの歴史的建築があちこちに並んでいる。

こういった特別な施設だけではなく、現役の住居もオスマントルコ時代の様式が残る建造物群として評価されている。

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赤い屋根で2~3階建ての木造古民家が並ぶ。

室内は1フロアを小部屋に区切り、大家族の寝室を分けていたらしい。

 

サフランボルの北には古代ローマ時代に作られたインジェカヤ水道橋が現在でも町に水を供給している。

高さ60m、幅は2m程度、全長100mのこの橋、上を歩いて渡ることができるが手すりも何もない。高所恐怖症の人はやめた方が良いだろう。